メジャーな台湾フードは食べ尽くした!という方におすすめしたい、マイナー台湾フード7選

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ここ数年でカルディ(KALDY)や成城石井などを筆頭に、様々なお店でお家でも楽しめる台湾フードの取り扱いがかなり増えてきましたよね。例えばゴンチャ(貢茶)やチュンスイタン(春水堂)などで購入するとなかなかお値段の張るタピオカも、パッケージ化されたものは安価に楽しめるので、私はお店に行く度に買い込んでいます(笑)

まずは定番の台湾フードから…あなたはいくつ分かるか?!

近頃では定番のタピオカ以外にも、ちょっぴり少しマイナーだったメニューの取り扱いも増えてきて、知名度をあげてきています。例えば、ルーローハン(魯肉飯)やシェントウジャン(鹹豆漿)、ダンピン(蛋餅)など…あなたはいくつご存知でしょうか?

ルーローハン(魯肉飯|lǔ ròu fàn)
お肉をお醤油やオイスターソース、八角や五香粉など台湾特有のスパイスを加えて煮込んだものをご飯にかけていただく、台湾の定番屋台メニューです。日本人好みの、あまじょっぱい味付けがたまりません。

シェントウジャン(鹹豆漿|xián dòu jiāng)
酢醤油に温めた豆乳を加えることでゆるく固まったおぼろ豆腐を作り、そこにヨウティアオ(油條|yóutiáo)と呼ばれる長細い揚げパン、桜エビやザーサイ、パクチーなどを加えていただく、台湾の定番朝ごはんメニューです。

ダンピン(蛋餅|dàn bǐng)
ひとことで言うと食事系クレープ。こちらも台湾の屋台朝ごはんの定番で、もちもちな生地の表面をパリッと焼き、青ネギと一緒に好みの焼き方をしてもらった卵と併せていただきます。

ここまでは日本でも最近、中華系レストランのメニューでよく見かけるようになってきました。

本番はここからです。

ひとクセあるかも?!マイナー台湾フード

シャンチャン(香腸|xiāng cháng)

あらびきされた豚肉に五香粉などを中心としたスパイスを混ぜ込んだ、鮮やかなピンク色が目を引く甘じょっぱいソーセージです。一度吊り干しをすることでお肉が熟成されているので味わい深く、また絶妙なあらびきによって西洋のソーセージとは異なる食感が楽しめます。日本にはないタイプのソーセージなので、これは好みが分かれるといわれています。むしろソーセージと認識して食べない方がいいのかも?

ゴンワン(貢丸|gòng wán)

豚肉のすり身を団子状にしたもの。鶏がらベースのシンプルなスープにあさつきやパクチーを刻み入れ、一緒にいただくことが多いです。恐らくペーストになるほどのすり身状になっているはずなのですが、豚肉に非常に弾力があり、ぷりっとした歯ごたえが楽しめるのが特徴です。一番よくみかけるのは中に何も入っていないシンプルなものですが、角切りのれんこんやしいたけ、豚ひき肉などがはいった種類のものもあり、屋台ごとに違ったゴンワンが提供されています。

めんせん/ミェンシェン(麺線|miàn xiàn)

そうめん程の細さだけども非常に長く伸縮性の強い麺を、かつお出汁やオイスターソースなどをあわせて作ったとろみのあるスープでいただく一品。屋台で定番なのは、ミニ牡蠣と豚モツがたっぷり入ったミェンシェン。麺と牡蠣とモツとスープは単体で食べても美味しいくらい、それぞれの主張が強いはずなのですが、これがまた不思議とバランスが取れていて絶品。特に肌寒い日には食べたくなります。

卵とトマトの炒め物(西紅柿炒鶏蛋|xīhóngshì chǎo jīdàn)

言葉の通り、卵とトマトをメインに、ねぎなどを加えて炒めた逸品。台湾や中国の定番家庭料理で、家によって乱切りのキュウリを入れたりもする。(私の母は味噌汁にも乱切りキュウリを入れていました)台湾では野菜をそのまま生で食べる習慣がなく、基本的に火が通っていることが多いです。恐らくこれは熱い気候が関係していて、火を通しておくことで野菜のもちをよくする狙いがあったのではと思います。

サラダたけのこ(涼筍沙拉|liángsǔn shālā)

新鮮な生たけのこをスライスして、甘いマヨネーズでいただく一品。これだけ聞くと「甘いマヨネーズって何?!」とめっちゃ突っ込まれそうですが、本場ではここにさらに「カラースプレー(正式名称不明ですが、ちっちゃい棒状のチョコレート)」もかけていただきます。日本で採れるたけのことは一味違って、台湾のサラダ用たけのこは生のまま食べられます。(※日本のたけのこは火を通さないとえぐみでお腹いたくなったりしますので絶対にちゃんと火を通してください)そのままだと味気ないので、甘いマヨネーズをかけていただくのです。台湾だとこの甘いマヨネーズはコンビニでも買うことができます。

レンブ(蓮霧|liánwù)

鮮やかな赤色で艶のある皮と、ピーマンのような形が特徴的な台湾のフルーツ。そのつやつやした見た目から、英語ではWax Appleとも呼ばれているそう。半分に割ると中は白く、ふわふわした見た目をしています。水分を非常に多く含んでおり、その食感はリンゴとスイカを足して2で割ったような感じ。かじるとシャクっと軽い歯ごたえがあり、ほんのりとした梨に近い甘みが感じられます。日本だと沖縄で栽培されているようですが、水分の含有量の多さから、恐らく日本全国で流通させるのは難しい果物なのかなと思います。

バーワン(肉圓|台湾語:bah-uân/中国語:ròu yuán)

映画「千と千尋の神隠し」で一躍有名になったバーワン。実はこの発音は台湾語であり、中国語では別の発音で呼ばれています。この記事を書いていて知りましたが、新竹のバーワンはタネのお肉も、外側にかかっているタレも赤い調味料を使っているのに対し、彰化という地域では黄色くなる調味料を使っているようです。地域ごとの違いがあり、どちらのバーワンが上か?!みたいな、日本で言うところの「きのこたけのこ戦争」みたいな競争があるみたいです。

台湾の中でも、新竹エリアには美味しいものがいっぱい!

ここまでご紹介した台湾フードたちは、いずれも私の母の出身地、新竹(日本語読みだとシンチク、ピンインだとXīn zhú)で見つけることができます。あまり耳なじみがない地名かと思いますが、台湾の中心地とされる台北から電車で1時間半ほど行ったところにあり、個人的には台湾の中でも美味しい食べ物が集まる宝庫だと思っています。朝は朝市があちこちで開かれていますし、昼は漂ってくる美味しい香りに誘われて近所の屋台を食べ歩き、夜は夜市へ出かけたりと、お腹を空かせるのが難しいくらい食べまくること必至です(笑)

引用元: https://www.travel-zentech.jp/world/map/taiwan/index.htm

いかがでしたか?

台湾旅行でごはんをメインで思いっきり楽しみたいなら、台北だけでなく、新竹に足を運ばれることをおすすめします!台湾の空港でMRTという電車の1日乗車券が買えるので、それで新竹を訪れ、マイナーだけど個性豊かで美味しい台湾フードに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか?

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